[原子力産業新聞] 2007年10月18日 第2400号 <3面>

リトアニア 共同建設に疑問の声も

リトアニアの初代大統領だったA.ブラザウスカス氏が11日、原子力発電所の共同建設プロジェクトの行方に懸念を表明した。

同氏は、建設する原子力発電所の所有権比率をめぐり、バルト3国とポーランドは容易には合意に達しないとの見方を示し、2015年までの運開は難しいと指摘。「スウェーデンからの電力輸入が、より現実的なオプションではないか」とし、リトアニア=スウェーデン間の海中送電ケーブルの敷設を検討するよう呼びかけた。


Copyright (C) 2007 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.