[原子力産業新聞] 2007年10月26日 第2401号 <3面>

米FPL ターキーポイント6、7号機新設 州公益事業委員会へ申請

フロリダ・パワー&ライト社(FPL)は16日、フロリダ州公益事業委員会に、ターキーポイント・サイト(=写真)での新規原子力発電所建設プロジェクトを承認するよう、正式に申請した。

FPLは今後、州公益事業委員会や関連する州レベルの規制当局の承認を得た後、連邦レベルの原子力規制委員会(NRC)に建設・運転一体認可(COL)を申請する予定である。

ターキーポイント・サイトではターキーポイント3、4号機(PWR、ともに76万kW)が運転中。増設されるのは同6号機と7号機の2基で、採用炉型は未定だが、合計出力は220万〜300万kW規模を計画。2020年までに運開させたい考えだ。FPLは、6、7号機の運開により年間700万トンのCOが削減されると試算している。

FPLは2012年までに、既存の4基で計40万kW規模の出力増強を実施することも計画しており、先月、州公益事業委員会へ申請したばかり。増強されるのはターキーポイント3、4号機とセントルーシー1、2号機。手続きが順調に進めば、2012年末までに出力が増強される見通しだ。


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