[原子力産業新聞] 2007年10月26日 第2401号 <3面>

ベラルーシ 来年にも国際入札を実施へ

ベラルーシのS.シドルスキー首相は19日、同国初となる原子力発電所の導入に向け、2008年にも国際入札を実施することを明らかにした。すでにロシアとフランスが、入札に関心を示している。

建設が計画されているのは、2基(合計出力200万kW)。それぞれ2017年、2020年に運開させる。現在、政府内で、モギリョフ州の数地点を建設候補サイトとして、検討中だという。首相は「原子力発電が国内電力需要の15%をまかなうようになる」との見通しを示し、原子力導入への意気込みを示した。

同国ではA.ルカシェンコ大統領が最近、エネルギー・セキュリティの観点から、「ベラルーシに原子力以外の選択肢はない」(11日)と、原子力発電を導入する方針を明言するなど、原子力導入に向けた意欲は高い。


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