[原子力産業新聞] 2007年12月13日 第2408号 <4面>

武蔵工大で「学生とシニアの対話」 OB・大畠章宏衆院議員も思い出語る

来春新しく原子力安全工学科を開設する武蔵工業大学(東京・世田谷区)で、先月24日、日本原子力学会の学生連絡会とシニアネットワークの共催で「学生とシニアの対話」が開催された(=写真)。原子力界で活躍したOB達が学生との語り合いを通じて、エネルギー問題に対する理解を深める取組で、日本各地で開催しているもの。

今回は、学生30名(武蔵工大、東大、東海大、東工大、東京海洋大、神戸大)、武蔵工大教員10名とシニア18名が参加。グループ討論の後、討議内容について全体発表を行った。当日は、合わせて、武蔵工大大学院を卒業し日立製作所で原子力発電所の設計業務にも携わった経歴を持つ大畠章宏・民主党衆議院議員が講演を行い、在学中のエピソードに加え、国のエネルギー政策は政権が交代しても一貫していなければならないことなどを強調した。

グループ討議の内容は、「原子力ビジネス――日本企業は世界の牽引力になれるか」、「エネルギー教育――原子力安全工学科は成功するか」、「地球温暖化問題への対応――新エネルギーはパートナーか、ライバルか?」など多岐にわたり、参加者からは、大変有意義な催しだったとの感想があった。


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