[原子力産業新聞] 2008年1月10日 第2411号 <3面>

オルキルオト3 2011年夏に運開へ

フィンランドでオルキルオト3号機を建設中の仏アレバ社と独シーメンス社のコンソーシアムは12月28日、同機の運開時期を2011年夏と発表した。

2005年8月に着工された同機は、世界初のEPR(出力170万kW)を採用している。規制当局とのコミュニケーション不足による建設作業の遅れ、並びに冷却系配管の再鍛造などで、建設スケジュールが大幅に遅れており、運開予定時期が当初予定の2009年から、これまで数度にわたって延期されていた。仏アレバ社が原子炉系統を、独シーメンス社がタービン系統を供給する。

現在サイトでは、タービン建屋の建設も進んでおり、今年4月にはタービン発電機が据え付けられる見通しだ。


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