[原子力産業新聞] 2008年1月17日 第2412号 <2面>

UAEへ原子力導入へ アレバ社ら仏3社 EPRを2基

仏アレバ社、石油・天然ガス大手の仏トタール社、エネルギー・水道事業大手の仏スエズ社の3社は14日、共同でアラブ首長国連邦(UAE)への原子力発電所建設プロジェクトを計画していることを明らかにした。

3社はすでに、プロジェクト実施に向けた協力協定を締結している。計画しているのは、出力160万kW級EPR×2基。

アラブ首長国連邦と関係の深いトタール社がプロジェクト管理を、スエズ社が運転管理を、それぞれ担当するという。

アレバ社は、原子力機器および燃料を供給するだけでなく、原子力発電所の運営ノウハウもカバーする。

トタール社とスエズ社は、これまでにも同国で、発電・海水淡水化プロジェクトを実施するなど協力関係を築いている。

サルコジ仏大統領は13日から中東諸国を訪問しており、15日にはアブダビで、原子力発電所建設に向けた政府レベルでの協力協定が締結される見通しだ。


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