[原子力産業新聞] 2008年1月17日 第2412号 <7面>

高橋柏崎所長 「今年はたいへん重要な1年」

東京電力の高橋明男・柏崎刈羽原子力発電所長は10日、柏崎市内で今年最初の定例記者会見を行った。

まず、同発電所の耐震安全性評価について、昨年から実施している地質調査の結果を基に今後、基準地震動の策定を行い、建屋・機器の設計チェックを行うと説明した。また活断層の再評価も最新の知見を基に実施しており、中越沖地震の地震動の特性についても合わせて解明を進めていく、とした。海上音波探査については作業を進めているものの、評価作業に時間がかかっており、結果の取りまとめは3月末になる見込みを明らかにした。

高橋所長は、「今年は当発電所にとって、これまでにないたいへん重要な1年になると考えている」と述べ、「発電所で働く一人ひとりが、もっと地域の方々の視点に立ち、その思いに配慮しながら仕事に取り組んでいけるよう、努力していく」と語った。


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