[原子力産業新聞] 2008年1月31日 第2414号 <4面>

福井大が「もんじゅ」に研究室開設 学生がJAEA技術者から生の講義

福井大学と日本原子力研究開発機構は24日、「もんじゅ」に隣接するFBRサイクル総合研修施設内に同大学の学生が現場に即した研究を行うための「福井大学サテライト研究室」(=写真)を開設した。

原子力機構と福井大学は06年10月に包括的連携協力に関する協定を締結。学長や理事長が出席する連携協議会や具体的な協力方策を検討・実施するため、「共同研究」、「人材育成」、「連携講座」の3つの分科会を設置、連携活動の検討を実施してきた。

今回の「福井大学サテライト研究室」の設置は、分科会などの検討を踏まえたもの。総合研修施設の保守研修施設内に設置、04年に新設された大学院工学研究科の原子力・エネルギー安全工学専攻の学生が「もんじゅ」内の施設を利用したり、機構の職員から講義を受けたりできる。第1期生は4名でスタート。


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