[原子力産業新聞] 2008年2月14日 第2416号 <1面>

柏崎刈羽 今月20日に 全基の炉内点検完了

東京電力・柏崎刈羽原子力発電所が進めてきた全7基の原子炉内の点検が、今月20日までに完了する。また3月中には地質調査も終え、新たな基準地震動の検討に入る。

炉内点検は、昨年8月21日に1号機から開始し、同号機は昨年12月14日に完了。12月末までに2・5・7号機、先月末には6号機、2月5日には4号機、残る3号機も2月20日までに終える。5号機で、燃料集合体の燃料支持金具からの離脱を確認したが、全基とも炉内に損傷などはなく、半年間を必要とした同点検を終える。

地質調査は周辺海域で昨年8月下旬、周辺陸域と敷地内で同9月上旬から実施中で、ほぼ予定通り、来月末には終了の予定。今後、これらのデータなどを基に新たな基準地震動を策定、耐震安全性の評価を受ける。


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