[原子力産業新聞] 2008年2月14日 第2416号 <4面>

島津製作所 新X線透視装置を販売開始

島津製作所はこのほど、X線透視装置「SMX―2000」(=写真)およびX線CTシステム「SMX―225CT」の販売を開始した。

「SMX―2000」は電子部品や実装基板の検査用。高速動作ステージや外観画像による位置決め、1クリックで必要設定が完了するトラッキング機能などを搭載し、見たいポイントへの移動や角度変更が迅速に行える。新たに開発した高圧ケーブルのない一体型X線装置を搭載、フラットパネル検出器との組合せにより、ひずみやムラのない高解像度の画像を実現した。

「SMX―225CT」は微小部品から大型部品まで幅広い範囲の試料に適合したCT。開放型X線管を使用しているため、ランニングコスト(フィラメント交換のみ)が安い。また、外観カメラによるCTスキャン自動位置決め機能、キャリブレーション不要、サンプルに応じたX線条件自動設定機能などが特徴。搭載可能サンプルはφ300×H300mmで重量9kgまで。


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