[原子力産業新聞] 2008年2月21日 第2417号 <4面>

非破壊検査装置を直接販売へ 日本ローパー

日本ローパー(本社・東京都江東区、安井英人・代表取締役)は、新たに超音波などによる非破壊検査装置メーカーである米国ZETEC(ジーテック)社の製品の販売を開始した。

ZETEC社は世界のPWR、BWRの原子炉向け非破壊検査装置の6〜7割を占めるとも言われている企業で、米国ローパーインダストリーズ社の傘下企業、20年以上前から日本へは代理店などを通じて製品を供給してきたが、このほど日本ローパー社内に「ZETECジャパンオフィス」を新設して、営業活動を開始した。

日本ローパーでは、従来の産業および非破壊検査装置が加わることで、計測イメージングメーカーとしてさらに幅広いラインナップを日本市場に提供できることになる。当面は年間2億円、3年以内に5億円の売上げを期待している。

ZETEC社は1968年設立の会社で、02年にローパーインダストリーズ社の傘下に入った。


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