[原子力産業新聞] 2008年2月28日 第2418号 <2面>

六ヶ所再処理 竣工、3か月延期し5月に 溶融炉再開は来月末

日本原燃は25日、再処理施設の竣工時期をこれまでの今年2月から同5月に変更し、経済産業大臣に工事計画変更届出を提出したと発表した。

同施設は、一部機器の耐震設計ミスなどで、昨年9月に竣工予定をそれまでの07年11月から08年2月に変更。11月から開始した第4ステップでは、ガラス固化施設の追加データ取得や溶融炉の点検などが必要となり、最終の第5ステップ入りが2月14日となった。

現在進めているガラス溶融炉内の点検や炉内残留物の除去作業は3月下旬まで必要で、溶融炉の試験再開は3月末になる見通しとしている。

今回の竣工予定の変更に伴い、使用済み燃料の取得計画と予定再処理数量も変更。今年度の再処理数量を315トンから210トンに、08年度の取得計画を551トンから444トンに、同再処理数量を330トンから395トンに、09年度の再処理数量を493トンから480トンに、10年度の再処理数量を653トンから640トンに変更した。11年度からは取得計画、再処理数量とも800トンとなっている。


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