[原子力産業新聞] 2008年2月28日 第2418号 <2面>

IAEA柏崎報告 「質、透明性とも高い作業」と評価

国際原子力機関(IAEA)は26日、柏崎刈羽原子力発電所のフォローアップ調査団報告を発表した。同発電所の点検に関し、「非常に多くの質の高い作業で高い透明性がある」としている。

報告は、前回と同様に安全上重要な機器に顕著な損傷は発見できないとし、地質・地震調査の結果を集約、基準地震動の設定を適切に行う必要があると指摘。東電の点検計画は国際的に参考になり、今回の教訓として、防火対策の設計段階での考慮の必要性を挙げた。

調査は1月28日から2月1日まで行われ、報告は日本側の良好な協力も記している。


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