[原子力産業新聞] 2008年2月28日 第2418号 <3面>

OECD/IEA 米国にCO排出のコスト化要望

OECDの国際エネルギー機関(IEA)はこのほど、米国のエネルギー政策に関するカントリーレポートを発表。「米国は持続可能なエネルギーシステム構築に向けて進展している」と、新規原子力発電所の建設に向けた米国の取り組みなどを高く評価した。

一方でIEAは、米国がCO排出の高コスト化を実施していない点を問題視。「CO排出をコストとして定義しない限り、米国が進める原子力やクリーン石炭火力は市場競争力を持ちえず、十分な規模で建設が実施されるか疑問が残る」とCO排出の高コスト化を提言した。


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