[原子力産業新聞] 2008年3月13日 第2420号 <4面>

「仁科スクール」設置へ 理研と北京大 加速器も活用、連携強化

理化学研究所と中国の北京大学は2月28日、原子核物理分野の研究教育を含む戦略的協力協定を締結した。両者はこれまでも加速器科学分野で人材交流を行ってきたが、今回の協定締結により、若手研究者育成で新たな連携強化を図る。

本協定内容の1つ「連携大学院プログラム」では、北京大に特別枠を設け、受け入れ費用折半で最大20名の学生を受入れ理研で研究指導する。

もう1つは、「仁科スクール」で、日中の原子核物理研究教育における連携強化の拠点として、理研の加速器施設を活用した長期的な研究教育交流を通じ、ノーベル賞級の業績を目指す。いずれも9月からの開始予定。


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