[原子力産業新聞] 2008年3月27日 第2422号 <2面>

浜岡3〜5の耐震工事完了 中部電力

中部電力は18日、浜岡原子力発電所で実施中の耐震裕度向上工事のうち、3〜5号機の全工程を終了したと発表した。残る1、2号機については、耐震裕度の評価、工事設計を実施した上で着工し、2010年度下期に工事を完了する予定となっている。

浜岡発電所耐震裕度向上工事は、政府・中央防災会議の検討する東海地震を想定し、現行の基準地震動S2に対して3割程度の余裕を持たせた目標地震動約千ガルを設定、各号機の耐震裕度評価を04年度より実施した上、3〜5号機から工事に着手した。

本工程では、配管サポート、電路類サポート、余熱除去系熱交換器サポート、燃料交換機レールガイド、原子炉建屋天井クレーン、支持部材、油タンク、土留壁背後地盤、配管ダクト周辺地盤、排気筒などについて、改造・補強などが実施された。


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