[原子力産業新聞] 2008年3月27日 第2422号 <3面>

4炉型の初期審査完了 英国

英国での新規原子力発電所建設に向け、申請された4炉型を審査していた保健安全執行部(HSE)と環境庁(EA)は18日、包括的設計審査(GDA)のフェーズTを完了。4炉型とも安全性および環境面等で瑕疵のないことを確認した。

今後、ビジネス・企業・規制改革省(BERR)が中心となり、4月末をメドに対象炉型数を3炉型へ絞る。そして、より詳細な検討を実施するフェーズUに移行することになる。

GDAは事前設計認可の一種で、米国の設計認証のようなもの。HSEが昨年発表した新しい認可制度だ。

審査対象となっている4炉型は、(1)カナダ原子力公社(AECL)のACR1000(120万kW)(2)仏アレバ社のEPR(160万kW)(3)米GE日立ニュークリア・エナジー社(GEH)のESBWR(155万kW)(4)米ウェスチングハウス社のAP1000(110万kW)──の4つ。


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