[原子力産業新聞] 2008年4月3日 第2423号 <2面>

錢高組などが受注 六ヶ所BA核融合開発で

日本原子力研究開発機構は、国際熱核融合実験炉(ITER)関連の日欧間の「幅広いアプローチ(BA)」合意に基づいて、青森県六ヶ所村に建設する研究建屋や電気設備など、3月中旬に行った入札案件の開札で、同機構が定めていた最低落札価格を下回った7件について、3月31日までに落札者をすべて決めた。受注したのは国際核融合エネルギー研究センター建築工事を錢高組が約13億1,000万円で、同センターの機械設備工事をダイキンが約6億3,000万円、国際核融合材料照射施設での工学実証・工学設計(IFMIF―EVEDA)開発試験棟建築工事を熊谷組が約5億1,000万円、国際核融合エネルギー研究センターの電気設備工事を関電工が約4億1,000万円、中央変電所の変電設備工事を東芝が約3億9,000万円、配電設備工事をユアテックが約1億1,000万円、構内道路整備を附田建設が約6,200万円で契約した。

この他、六ヶ所村のBA関係では、外構のゲート設置工事の入札が3月25日に行われた。


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