[原子力産業新聞] 2008年4月3日 第2423号 <2面>

ほとんどの健全性を確認 東京電力 柏崎7号機の設備点検

東京電力は3月27日の総合資源エネルギー調査会の「中越沖地震における原子力施設に関する調査・対策委員会」の設備健全性評価サブワーキンググループ(主査=関村直人・東大院教授)に、柏崎刈羽7号機の設備健全性の点検・評価の中間報告を示した。一部機器で補修等を実施するが、ほとんどの設備の健全性を確認している。

点検・評価は、@安全上重要な設備は目視点検・作動試験・漏えい試験などの基本点検と地震応答解析を実施し、同点検で異常が確認された設備と応答解析の裕度が少ない設備は分解点検などの追加点検を実施Aその他の設備は、基本点検で異常が確認された設備で追加点検を実施――が基本的な考え方。

基本点検で異常が確認されなかった重要設備は今回、応答解析でも全て評価基準を満たした。

一方、基本点検で異常が確認された事象は、構造強度評価の8件と動的機能維持評価の26件で、このうち重要設備は同じく3件と7件。

3件のうち、原子炉格納容器塗装の一部剥離割れを除く2件は、地震で発生した事象ではないと評価、同剥離割れはさらに詳細を調査する。

また7件は原子炉冷却材浄化系電動弁駆動部油にじみ、不活性ガス系空気作動弁駆動部エアリークなどで、このうちの5件は地震以外の事象と判断、各事象で対策を実施済か検討を進めている。


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