[原子力産業新聞] 2008年4月10日 第2424号 <1面>

次世代軽水炉開発の中核機関発足 エネ工研が新組織

エネルギー総合工学研究所は1日、次世代軽水炉開発の中核機関となるとともに、旧原子力発電技術機構(NUPEC)の事業を継承する新組織として「原子力工学センター」を開設した。

次世代軽水炉は経済産業省、電気事業連合会、各プラントメーカーが参加、世界標準を目指し今年度から本格的開発活動を開始するナショナルプロジェクト。基本設計完了までの期間は8年間、官民合わせた総開発費は600億円程度を見込む。

「原子力工学センター」の次世代軽水炉開発グループは、この中核機関として、開発の主体を担うプラントメーカー全体の取りまとめや関係機関との調整を担う。

旧NUPECの事業は安全解析と耐震・廃止措置の両グループで継承。同センターは3グループ合わせ十数名の体制でスタート、1年後には20名程度とする予定。


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