[原子力産業新聞] 2008年4月17日 第2425号 <1面>

平和利用協力宣言に合意 日仏首脳会談 FBR開発推進など

福田康夫首相と公式実務訪問賓客として来日した仏国のフィヨン首相は11日、「原子力エネルギーの平和利用における協力に関する宣言」に合意した。原子力が21世紀の繁栄や持続的発展に顕著な役割を果たすとの見解を共有、FBRサイクル開発や原子力を導入する国への支援などの協力推進を盛込んだ。

宣言で両国は、(1)平和利用の国際理解の確立(2)原子力導入を検討する国への基盤整備支援(3)核燃料供給保証や核燃料サイクル完成を促進する各種イニシアティブの支持(4)「もんじゅ」によるFBRサイクル開発の推進――などで更なる協力を進めるとした。核燃料サイクル確立を選択する重要性も改めて強調した。


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