[原子力産業新聞] 2008年5月15日 第2428号 <3面>

OECD/NEAがパンフ発行

経済協力開発機構(OECD)の原子力機関(NEA)はこのほど、業務内容の紹介パンフレットを発行した。全体概要とNEA原子力科学委員会の2種類で、英文と日本語の併記。

NEAはOECDの専門機関であり、仏パリ市近郊に本部を有する。加盟国は28か国で、そのうち17か国で343基の原子力発電所があり、世界の原子力発電設備容量の約83%をカバーしている。

主な活動内容は、原子力安全、放射性廃棄物管理、放射線防護、原子力科学、核燃料サイクルの経済的・技術的分析、原子力法規、原子力損害賠償責任におよび、広報活動も行っている。職員数は70名、07年度の予算は約1,320万ユーロである。

NEAの活動は、運営委員会の下に原子力科学委員会(NSC)をはじめ8委員会で構成。NSCでは、(1)既存の原子力システムの性能や安全性向上に必要な科学知識の発展を支援(2)次世代原子力システム開発のための科学技術の確固たる基盤構築に貢献(3)原子力科学分野の重要知識の保存を支援――している。

同パンフレットに関する問合せは、OECD東京センター(千代田区・日本プレスセンタービル内、電話03−5532−0021)まで。


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