[原子力産業新聞] 2008年5月22日 第2429号 <2面>

ナトリウム漏洩検出器で報告書 「もんじゅ」

日本原子力研究開発機構は16日、「もんじゅ」のナトリウム漏えい検出器不具合の復旧に係る原因究明および再発防止対策の報告書を取りまとめ、原子力安全・保安院と地元自治体に提出した。

報告書は同検出器の調査状況、誤警報発生の原因、シーラント型の接触式漏えい検出器(CLD)の対策・復旧などで構成。調査状況として、モックアップ装置で同様の現象が起こり得ることを確認し、これまでに点検を終了したシーラント型CLDのうち、約半数の70個で挿入位置のズレを認めたとしている。原因はシーラント取付け不良であると断定した。


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