[原子力産業新聞] 2008年5月22日 第2429号 <3面>

ボルセラでプルサーマル計画 オランダ

オランダで唯一の原子炉であるボルセラ原子力発電所(PWR、48.2万kW)を所有するEPZ社は7日、同発電所でMOX燃料を使用するための計画書を環境省(VROM)に提出したと発表した。

プルサーマルを検討している理由としてEPZ社は「価格変動の激しい天然ウラン市場への依存度を低減するため」と説明しており、2009年前半を目処に環境影響評価書(EIS)を提出する準備も進めていることを明らかにした。

EPZとしては、MOX燃料を使用することによる発電所への影響を調査するほかに、代替案も合わせて検討し、同発電所にとって最良の方法を探る意向であるとしている。


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