[原子力産業新聞] 2008年5月22日 第2429号 <4面>

カギ穴なしのサイバーキー拡販 計電産業

カギ山とカギ穴をなくしたデジタル・キーなど各種のセキュリティー機器を製造・販売する計電産業(本社=東京・巣鴨)は、ただ施錠・開錠するだけでなく、入室・退出管理やカギを所持するすべての人員の行動を記録、管理、制御する頭脳を持ったカギ「サイバーロックとサイバーキー」を積極的にあらゆる産業、工場などに販売強化している。

いままでのカギ山のキーに代わって、サイバーキーはキー自体に中央演算処理装置(CPU)や時計、記憶装置を搭載しており、IDナンバーをはじめとする使用履歴や時間、場所などの情報を自動的に記録できる。一方、一定の時間帯や場所のみで使用できるようにして、スケジュール制御されたキーも作成することができる。また、使用不可のロックにキーを挿入すると、キー自体から警報音が鳴る仕組みも可能だ。

これらの情報管理は汎用パソコンと「サイバーキーステーション」という箱型装置を介してサイバーキーに入力できる。入力した情報は何度でもデータを書き換えることができる。1から3か所程度の少数管理から数万を超える場所のカギ管理まで、簡単にかつ効率的に行える。


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