[原子力産業新聞] 2008年5月29日 第2430号 <1面>

「今後慎重に検証」 安全委決定 入力地震動なども

原子力安全委員会は22日、今回策定された基準地震動について、「従前と比べて大きく見直されており、その妥当性について、当委員会としても耐震安全性特別委員会において慎重に検証する」などとする見解を委員会決定した。

同委員会決定では、原子力発電所などの耐震安全性は、@適切な基準地震動の策定A同地震動に基づいて決められる建物・構築物基礎下の入力地震動の設定Bそれに対する施設健全性――の3点が相まってはじめて総合的かつ確実に確保されるもので、特に「基準地震動と入力地震動との関連について慎重に検討することが必要である」との考えを示している。


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