[原子力産業新聞] 2008年6月19日 第2433号 <4面>

新会長にWH・ボッジェス氏 フランスでWIN大会開催

原子力や放射線利用の仕事に従事する女性の国際的なネットワークWIN―Globalの年次大会が、5月26日から30日までフランスのマルセイユで開催(=記念写真)され、日本の組織WIN―Japanから11名が参加した。

世界30か国から150名、地元フランスから100名の総勢250名が参加し、原子力ルネサンスを迎え検討が急がれている人材育成を中心に興味深い講演やパネル討論が展開された。

日本も活動状況や中越沖地震の影響を受けた柏崎刈羽原子力発電所の耐震に関して発表し、会場からは早期運転再開を期待するエールが送られた。また、マルクールやカダラッシュの原子力施設も視察し、ITER機構長である池田要氏との懇談の機会も得た。

今大会でWIN―Global会長を務めていたWIN―Japanの会長でもある小川順子氏(日本原子力発電)が任期満了のため退任し、新会長には米国のC.ボッジェス氏(WH社)が就任した。多様な情報を共有し交流を深めた盛大な大会となった。


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