[原子力産業新聞] 2008年6月26日 第2434号 <2面>

日・カザフ首脳 互恵協力の共同声明に署名 早期に原子力協定を締結へ

福田康夫首相と公式実務訪問賓客として来日したカザフスタンのナザルバエフ大統領は20日、首相官邸で会談(=写真)し、原子力協力協定の早期妥結に努めることなどで一致し、原子力分野の協力などを盛り込んだ共同声明に署名した。

両首脳は、資源の豊富なカザフと高い技術力を持つ日本との間に互恵的・相互補完的な協力の余地が大きいとの認識で一致。原子力の平和的利用分野では、ウラン鉱山の共同開発に加え、核燃料加工、研究開発などの分野でも協力が進展していることを歓迎、両国間の原子力協定交渉の早期妥結に努めることで一致した。

共同声明では政治、経済、原子力など各分野の協力を盛り込み、原子力では、同協定の早期締結を期待し、ウラン鉱山開発など両国原子力産業界の互恵的協力の進展、日本原子力研究開発機構とカザフ国立原子力センターの研究開発協力の進展を歓迎するとした。


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