[原子力産業新聞] 2008年7月3日 第2435号 <3面>

ロシアで原子力国際会議・展示会 訪ロ団 高速炉施設も視察

日本原子力産業協会はロシア国営企業「ロスアトム」の招聘を受け、モスクワ市で6月25日から27日まで開催された第1回国際会議・展示会「ATOMCON2008」に、服部拓也理事長を団長とする参加団を派遣した。

イワノフ副首相の冒頭挨拶で始まった国際会議の全体会議(25日)で、キリエンコ・国営企業ロスアトム総裁、プリコフスキー連邦環境・技術・原子力規制庁長官に続き、服部理事長が「日本の原子力エネルギー」と題して講演した。訪ロ団一行は翌26日の原子力開発戦略、原子力発電機器製造などの分科会にも参加したほか、展示会会場も視察した。

メーカー、商社などからなる参加団は、国際会議への参加のほか、原子力関連機器製造施設や原子力関係機関も訪問し、ロシアの最近の原子力開発の状況や機器製造の現場なども視察した。

24日にはロシア・エネルギー・マシナリー・ビルディング社のポドロスク工場を訪問し、高速炉BN−600の熱交換チューブの支持格子や建設途上のBN−800の原子炉容器の製作現場などを見学した。


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