[原子力産業新聞] 2008年7月10日 第2436号 <3面>

ブラジル炉の保守点検契約獲得 仏アレバ

仏アレバは6月16日、ブラジルのアングラ原子力発電所1、2号機(各PWR、65.7万kWと135万kW)に対する広範囲なサービス業務で6件、4,500万ユーロ相当の契約を同発電所の所有者であるエレクトロニュークリア社から獲得したと発表した。

契約期間は3〜5年で、アングラ2号機の運転関連の重要業務が中心となる。主要電子機器の試験や保守業務のほかに、エレクトロニュークリア社が必要とするサポートを適宜、提供していく。具体的には、蒸気発生器や制御棒、格納容器の健全性に関する広範囲な非破壊検査の実施などが含まれる。

アレバはまた、契約の範囲内で、運転中、停止中に係わらず同社で実証済みのトータルなサービスを提供していきたいとしており、発電所の信頼性を改善しつつ低コストの操業が可能になるような包括的な支援を提案していく考えだ。

アレバは同炉が運転を開始した2001年から、エレクトロ社と共同で年に1回の定期検査を実施している。


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