[原子力産業新聞] 2008年7月10日 第2436号 <3面>

ITERの地元が企業誘致PR 原産協と意見交換

国際熱核融合実験炉(ITER)が建設されるフランスのカダラッシュ地域より、仏原子力庁およびプロヴァンス地方経済開発公社など関係者6名が6月26日、原産協会を訪れ、石塚昶雄常務理事らと意見交換をした。

一行は日本の原子力関連企業を訪問し、ITERに対する仏国の取組みや方向性等を説明、また、カダラッシュ近隣地域圏の紹介をして、日本企業の誘致をPRするために来日した。

当協会との意見交換でE.セメルジャン・プロヴァンス地方経済開発公社局長は、「ITER建設に当たっては日本との協力関係が重要だ。もし日本企業が同地域で活動される場合には協力をさせていただきたい。原産協会とは継続的な情報交換を行なっていきたい」と挨拶。これに対して石塚常務は、「ITER建設には、日本の有数の企業が参画すると思われ、今回のようにカダラッシュ地域の情報や意見交換を行い、相互理解を深めることは、今後のITER業務を進めていくうえで極めて有意義だ」と述べた。


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