[原子力産業新聞] 2008年7月31日 第2439号 <2面>

JRR―3のクリアランス認可 文科省所管で初

文部科学省は25日、日本原子力研究開発機構の研究炉「JRR―3」で発生した廃棄物のクリアランスに伴う放射能濃度測定・評価方法を認可した。同省所管の原子力施設でのクリアランス制度適用は初めて。

このほど認可されたのは、「JRR―3」で85〜90年に実施した中性子ビーム改造工事によるコンクリート片約4,000トンに関する放射能濃度測定・評価方法で、原子力機構は、昨年11月に文科省に認可申請していた。今後は順次、測定・評価を実施し、結果についても国の確認を受けた上で、これらコンクリート片は研究所の駐車場路盤材料などとして再利用される。


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