[原子力産業新聞] 2008年7月31日 第2439号 <3面>

コラ発電所の運転期間を延長 ロシア

ロシアの原子力発電事業企業であるロスエネルゴアトム社は4日、同国の連邦環境・技術・原子力監督庁であるロステフナゾルが、ロシア北西部に立地するコラ原子力発電所1号機(PWR、44万kW)の運転期間を2018年7月6日まで延長することを許可したと発表した。

同炉では1990年から行われた設備近代化作業によって、2003年6月時点で炉寿命が15年間伸長、5年間の運転認可延長が認められていた。近代化作業としては、運転期間の延長に伴う影響評価、一貫的な総点検、原子炉の出力増強、残りの運転期間中の安全系機器の調整、機器の交換、原子炉の多重安全性評価、などが含まれていた。

これらの作業は原子力発電利用分野における連邦政府の安全規則や法規、および国際原子力機関(IAEA)の勧告に従って実施されたとしている。


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