[原子力産業新聞] 2008年8月7日 第2440号 <2面>

地元企業のメンテ業務参入を推進 原燃がフェア開催

日本原燃は9月3日に青森県、青森県中小企業団体中央会および電気事業連合会と共同で、地元企業の再処理工場のメンテナンス業務への参入拡大を図るため「原子力メンテナンスマッチングフェア」を六ヶ所村の文化交流プラザ「スワニー」で開催する。

同フェアは06年、07年にそれぞれ開催した「メンテナンス見本市」、「予備品倉庫見学会」に続く第3弾。同工場の機械・電気・計装設備の点検業務を担う予定の原子力関連工事会社が、各業務の内容を青森県内の地元企業に紹介。原子力関連工事会社と地元企業とのマッチングを図るとともに、地元企業のメンテナンス業務への参入について様々な相談を受ける。また、地元企業のメンテナンス業務に関する技術力向上を推進するため、再処理事業所内に設置している予備品組立試験建屋を地元企業に開放し、同建屋で実施する研修内容も紹介する。

日本原燃では今回のフェアを通じ、地元企業が1社でも多く同業務に参入し、メンテナンスの即応体制がより整備されるとともに、地元企業と同社の一層の関係強化を図りたいとしている。

参加予定の原子力関連工事会社は次のとおり。

日本建設工業、東京エネシス、太平電業、日立エンジニアリング・アンド・サービス、東北発電工業、新菱冷熱工業、新日本空調、クリハラント、関電工、三興、青森日揮プランテック、ジェイテック。


Copyright (C) 2008 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.