[原子力産業新聞] 2008年9月11日 第2444号 <1面>

愛知県で 輸入マカ粉末に放射線照射判明

愛知県は4日、同県小牧市の食品販売会社が輸入販売した健康食品「マカ粉末」に放射線照射されていることが判明し、輸入販売会社に当該食品の回収を命令した、と発表した。

輸入販売会社「サンシントレーディング」が06年10月に米国から輸入した「マカ粉末」(元の原産国はペルー、輸入量2000kg)、現在の在庫量約95kgを保健所が8月18日に立ち入り調査し、抜き取り検査を実施して判明したもの。ある消費者団体が厚生労働省に放射線照射されている疑いが強いと指摘したことから判明した。

厚労省では昨年7月に国内で初めて放射線照射の有無を調べる公定検知法を「香辛料」を対象に定めて以来、順次、その対象品目を野菜やお茶にまで広げつつある。


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