[原子力産業新聞] 2008年9月11日 第2444号 <2面>

新しい協力取決め結ぶ 原子力機構と韓国原子力研究所

原子力機構と韓国原子力研究所(KAERI)は4日、「原子力平和利用分野における研究協力取決め」を締結した。

KAERIと原子力機構の前身である旧日本原子力研究所および旧核燃料サイクル開発機構は、それぞれ「原子力研究協力」および「高レベル放射性廃棄物の地層処分研究開発」の取決めを締結し、協力してきた。

05年10月の旧二法人の原子力機構への統合の後、両機関は新たな取決めについて協議を進めてきたが、このほど合意し同日、テジョン市で岡ア俊雄・日本原子力研究開発機構理事長とミュン・スン・ヤンKAERI理事長が署名した。

新たな取決めでの協力分野は、原子力発電所の安全性・放射線防護、環境モニタリング、量子ビームの科学・技術、高レベル放射性廃棄物の地層処分、燃料・材料開発、研究炉・試験炉の利用および運転など多岐にわたり、両機関はこれまで以上に協力関係を深めることになる。


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