[原子力産業新聞] 2008年9月18日 第2445号 <1面>

原燃・ガラス固化 流下停止で報告書

日本原燃は12日、再処理施設のガラス流下停止に関する第2回経過報告書を経産省に提出した。

7月2日に発生した流下停止に関し、これまでに判明した事象や要因分析、推定原因、今後の計画をまとめた。停止原因は、流下ノズルの出口でのガラス付着・堆積で、この原因として、(1)流下ガラスが鉛直に流下しにくい(2)流路に障害物があった(3)ノズル上端部周辺のクラックなどからガラスが流出した――などの可能性を挙げた。

今後、溶融炉や流下ノズルの温度を上げ、流下ノズル上端部の付着ガラスの溶融・流下を調べ、流下ノズルの健全性を確認。併せてノズル加熱の増加などの効果も調査するとしている。


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