[原子力産業新聞] 2008年9月25日 第2446号 <1面>

原子力が安全保障と環境問題の要 二階大臣が電力と懇談

二階俊博・経産相は19日、都内で電力業界との懇談会を開き、原子力や新エネなどに関して意見交換した。

電力業界から森詳介・電事連会長(関西電力社長)、高橋宏明・同副会長(東北電力社長)、常盤百樹・同副会長(四国電力社長)、清水正孝・東京電力社長らが出席。二階大臣は改めて、「原子力がエネルギー安全保障と地球環境問題への対応の要」であるとし、「六ヶ所再処理施設の本格操業、プルサーマル計画の推進、原子力発電所の新増設などにしっかり取り組んで行く」と述べた。森電事連会長は、電力業界の原子力推進に対する国の支援に謝意を表すとともに、引き続き国が前面に立った施策の推進を要請。清水社長は、今夏の節電への協力への謝意とともに、現在実施中の柏崎刈羽原子力発電所の耐震工事について報告した。

二階大臣は、エネルギー教育についても触れ、「小さい頃からエネルギー問題にふれることが重要と考えている」と述べた。


Copyright (C) 2008 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.