[原子力産業新聞] 2008年9月25日 第2446号 <1面>

麻生内閣が発足 文科相に塩谷氏 二階経産相は再任

22日に自民党総裁に就任した麻生太郎・衆議院議員は、24日の臨時国会で内閣総理大臣に指名され、直ちに組閣に着手、同日中に麻生内閣が発足した。新内閣の文部科学大臣には、前福田内閣で官房副長官を務めた塩谷立・衆院議員が就任、8月の福田内閣改造で入閣した二階俊博・経済産業大臣、斉藤鉄夫・環境大臣、野田聖子・内閣府特命担当大臣(科学技術政策他)はいずれも再任された。

また官房長官に河村建夫・衆院議員、外務大臣に中曽根弘文・参院議員、内閣府特命担当相(防災他)に佐藤勉・衆院議員が就任、佐藤大臣は原子力安全も担当する。

麻生首相は就任会見で、「日本を明るく強い国にするのが私に課せられた使命」として、景気への不安、国民の生活への不満、政治への不信の払拭に向け意欲を示した。新閣僚一人一人について今後、取り組むべき重点施策も示し、再任された二階経産相には産業の成長戦略、資源外交、中小企業の問題での手腕発揮を期待した。

塩谷立(しおのや・りゅう)氏 衆院議員(静岡8区)。74年慶應義塾大学法学部卒。90年衆院初当選。自民党文部科学部会長、衆院国土交通委員長、官房副長官など歴任。58歳。


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