[原子力産業新聞] 2008年9月25日 第2446号 <3面>

ESBWRでCOL申請 米デトロイト・エジソン社 ミシガン州、エンリコ・フェルミ発電所サイト

米ミシガン州を本拠地とするDTEエナジー社は18日、子会社であるデトロイト・エジソン社が同州ニューポートのエンリコ・フェルミ原子力発電所サイトに、GE日立ニュークリア・エナジー社製ESBWR(150万kW級)を1基増設することを想定した建設・運転一括認可(COL)を米原子力規制委員会(NRC)に申請したと発表した。

第3世代+型の原子炉であるESBWRは、すでにドミニオン社やエンタジー社など米国の大手電力会社が採用を決定しており、現在米国で新設が予定されているサイトでは合計6基がESBWRとなる見込み。DTEは米国内でESBWRを採用した4番目の電力会社となった。

DTEのA.アーリー会長兼最高経営責任者は今回の申請について、「ミシガン州の将来の電力需要を賄い、環境を保全するという2つの目標を達成するために重要な節目になった」と評価。同社の喫緊の方針として、エネルギー効率の拡大、およびコスト効率の高い再生可能エネルギー開発に焦点を当てるとしながらも、「長期的には、ミシガン州は新たなベースロード電源として、風力や太陽光ではなく大容量の原子力と石炭火力を必要としている」との考えを明らかにした。

また、ESBWRを選択した理由についてアーリー会長は、「当社の様々な分析評価の結果、炉寿命全体のコストはESBWRが最も安いことが判明した」と指摘。重力や対流など自然力を利用した安全特性も決め手の1つとなったことを明らかにしている。

NRCは今後、60日間かけてDTEのCOLの受領前審査を実施。申請書として不備のないことが確証された後、認可の発給について4年間の審査に入る予定である。


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