[原子力産業新聞] 2008年9月25日 第2446号 <3面>

原子炉停止中に死亡事故 米モンティセロ発電所

米ミネソタ州でモンティセロ原子力発電所(BWR、61.3万kW)を操業するエクセル・エナジー社は17日、同発電所の機器レンタル会社所属の職員1名が発電所ゲート外で作業中、機器が高圧線に触れたため死亡したと発表した。

同発電所では事故の約1週間前に変電所の遮断機が下り、電源から切り離された状態になったため原子炉は運転を停止し検査に入っていた。職員は遮断機が切れた原因を探るために吊り上げ装置を操作していたという。

米原子力規制委員会(NRC)では同事故が発電所の安全性を損なう可能性はあったものの、公衆の安全を脅かす性質のものではなかったとして、4段階の緊急時区分システムの中でも最も低いランクに評定したことを明らかにしている。


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