[原子力産業新聞] 2008年10月16日 第2449号 <2面>

北海道電力 バックチェック報告書 泊3号、耐震安全を確保

北海道電力は7日、建設中の泊3号機(PWR、電気出力91.2万kW、09年12月運転開始予定)の耐震設計審査指針改訂に伴うバックチェック報告を原子力安全・保安院に提出した。

同社では、3月末に泊1、2号機(運転中)に関するバックチェック中間報告を提出しており、今回の3号機の安全評価に際しては、中越沖地震の知見をさらに反映しているが、先の中間報告に示した活断層評価、基準地震動策定に変更はない(最大加速度550ガル)。また、基準地震動を用いて、3号機の安全上重要な建物・構築物、機器・配管系、原子炉建屋基礎地盤・周辺斜面、屋外重要土木構造物の耐震安全評価を実施したところ、安全性は確保されていることが確認された。

保安院では、これまでにバックチェック最終報告のあった原子力施設と同様、その内容について精査していくこととしている。なお、泊1、2号機の最終報告は、11月にまとまる予定となっている。


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