[原子力産業新聞] 2008年10月30日 第2451号 <1面>

志賀2号機控訴審が結審 名古屋高裁

名古屋高裁金沢支部は27日、北陸電力志賀原子力発電所2号機の運転差し止めを求める裁判の控訴審の第9回口頭弁論を開き、結審した。判決は今年度中の見通し。

最終弁論で北陸電力は、耐震安全性について「新しい耐震指針に照らしても安全性の評価に変更する点はなく、耐震安全性は維持されている」とする書面を提出。一方、原告側は、「一審判決を覆す立証を行っていない」と意見陳述した。

北陸電力は同日、「約2年半の審理で当社は安全性について主張、立証を尽くしてきた。裁判所にも十分ご理解いただけるものと考えている」とのコメントを出した。


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