[原子力産業新聞] 2008年11月6日 第2452号 <2面>

京都〜高浜 親善マラソン 13回目 海外からも60余名参加

世界原子力従事者評議会およびNPO法人「持続的平和研究所」は4日、京都を起点として関西電力高浜原子力発電所がある福井県高浜町までを集団のリレー形式で約110km駆け抜ける「第13回マキシマラソンin Japan」(組織委員長=佐々木宜彦・発電設備技術検査協会理事長)を開催し、原子力平和利用の願いをこめたメッセージを高浜町の学童たちへ届けた。

同マラソンは、1996年にフランスのパリからブリュッセル間(約300kmで第1回が行われて以来、アジアでの開催は日本が初めて。

今回は、日本、フランス、ロシア、スイス、スペイン、ドイツ、リトアニア、ハンガリー、韓国の世界9か国から総勢約90名のランナーが参加、うち海外からは60名強の参加があり、世界の原子力従事者の交流の場として定着していることがうかがえた。

また、マラソンコースとなった京都から高浜町の「西の鯖街道」は、奈良時代から若狭地方で採れた海の幸が運ばれた街道で、現在は形を変えて原子力エネルギーが電気という形で都市に供給されている。

各国の選手達は大会前日の3日に京都に集合し、アークホテル京都(京都市中京区)にて情報交換会および第2回原子力平和賞授与式に参加、授賞式では日本の原子力平和利用の創成期に礎を築き、日本の原子力平和利用に多大な尽力を注いだ中曽根康弘・元首相(日本原子力産業協会名誉会長)が第2回目の受賞者として、その熱意と実績が顕彰された。式には山田啓二・京都府知事、門川大作・京都市長も駆けつけ挨拶した。

大会当日の4日、ランナー達は早朝、スタート地点の四条大宮駅前広場に集合、6時には山越えのスペシャルチームが一足早く出発、その後、出発セレモニーで門川市長がテープカットした。

号砲とともに各国国旗を持ったランナーを先頭に出発し、2列体制で二条城へと向かった。二条城からはリレー形式で各国のランナー達が交代でバトンをつなぎ、仁和寺、京見峠、丹南市美山町を経て、ゴールの高浜町城山緑地公園に向かって、汗を流しながらマラソンに挑戦していた(=写真)。

ゴールでは、高浜中学校ブラスバンド部による歓迎の演奏が行われ、各国のランナー達は暖かく迎え入れられた。ゴール式典では、高浜町との交流会が開催され、野瀬豊・高浜町長が歓迎の挨拶を述べた。大会翌日の5日、各国のランナー達は高浜小・中学校の児童・生徒達との交流を行った。


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