[原子力産業新聞] 2008年11月13日 第2453号 <1面>

日本製鋼、アレバと契約 主要鍛造品を長期供給

日本製鋼所と仏国のアレバ社は4日、2016年まで日本製鋼の大型の原子力主要鍛造品をアレバ社に供給する契約に合意した、と発表した。永田昌久社長とローベルジョン・アレバ最高経営責任者がパリで同日までに契約書に署名した。

契約は、世界でも有数の大型原子力鍛造品を製造できる日本製鋼が、アレバ社に原子力関連の大型鍛造品の長期供給を約束するもので、日本製鋼は今年4月にも同種の契約を締結しており、同社からさらなる供給増の要請を受け、16年までの供給を改めて合意した。

アレバ社は4日に、日本製鋼の株式の1.3%を友好的に取得したことも明らかにした。

永田社長は今回の契約について、「わが社の主要設備拡張計画の次の段階に進むための確信を与えるものだ」と評価、また「両者の協力が、急拡大する原子力市場において重要な役割を果たすべく、ビジネス協力がさらに拡張されることを確信している」と述べ、ローベルジョン最高経営責任者も「原子力再生のため、我々は投資や世界での協働を進めなければならない。日本製鋼との協力もその一例だ」と語った。


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