[原子力産業新聞] 2008年11月13日 第2453号 <2面>

原子力・放射線安全で功労表彰 17名・1事業所が受賞

「原子力・放射線安全管理功労表彰」(主催=原子力安全技術センター他)が7日、都内ホテルで開かれた。今年度は、「放射線安全管理功労」など、5部門で計17名・1事業所が受賞し、原子力・放射線利用の安全確保に対する功績が称えられた。

表彰式では、山内俊夫文部科学副大臣が壇上に立ち、「永年の尽力に深く敬意」と祝辞を述べ、受賞者に賞状を授与した(=写真)。

代表して挨拶に立った井出利憲氏(愛媛県立医療技術大学)は、最近のノーベル賞の話題にも触れ、科学の発展に放射性同位元素の利用が不可欠なことを強調した上、「多くの分野で安全に利用して欲しい」などと、40年にわたり、現場で安全確保に携わっての所感を述べた。

受賞者は以下の通り(敬称略)。

【放射線安全管理功労】 ▽飯塚光由(東芝)▽市村勝博(岐阜大学)▽井出利憲(前出)▽大熊浩志(日本メジフィジックス)▽小木曽邦宏(碧南市民病院)▽小佐古敏荘(東京大学)▽佐山洋(弘前大学)▽志野木正樹(神戸薬科大学)▽杉原真司(九州大学)▽武田直和(国立感染症研究所)▽松本政典(熊本大学)▽吉田均(岐阜大学)

【核燃料物質・試験研究炉安全管理功労】 大橋信芳(日本原子力研究開発機構)

【環境放射能対策功労】 江角周一(島根県保健環境科学研究所)▽瀧田昭久(日本原燃)

【原子力防災対策功労】 長谷川和俊(千葉科学大学)

【核物質管理功労】 村上憲治(IAEA)

【同】(事業所) 原子力機構・核燃料サイクル工学研究所


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