[原子力産業新聞] 2008年11月13日 第2453号 <3面>

仏原子力庁と原子力研究協力 E・ON社

ドイツの大手エネルギー企業であるE・ON社は10月28日、フランス原子力庁(CEA)と原子力研究分野で協力していくことで合意に達したと発表した。

具体的な協力項目は、(1)原子力材料研究(2)原子炉技術革新(3)安全性研究(4)次世代原子炉開発――などで、研究成果は既存原子炉の安全性向上と新たな原子炉の建設計画およびその実行に役立てたいとしている。

ドイツ国内で6基、約800万kWの原子力発電所を操業する同社は、現在フィンランドや英国など欧州のその他の国において新規の原子炉を建設する機会を模索中。今春には、シーメンス社および仏アレバ社との間で新規の原子炉建設やさらなる技術開発の分野で協力していくことで合意に達しており、今後も原子力安全研究等で積極的に役割を果たしていきたいとの抱負を明らかにした。


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