[原子力産業新聞] 2008年11月27日 第2455号 <3面>

PIMEで発表要旨を募集 欧州原子力学会

欧州原子力学会(ENS)は18日、来年開催予定の原子力広報・報道関係者対象のワークショップ「PIME2009」について、発表要旨の募集要項を公表した。

PIMEはENSが毎年開催しているもので、各国の原子力機関から広報担当者が集い、原子力広報の手法などについて意見交換を行っている。今回は英国のエジンバラで09年2月15日から18日まで開催することになっており、ENSは口頭発表あるいはポスターなど発表形式に関らず12月15日まで要旨を受け付ける。今回は特に、放射性廃棄物の管理や核物質の輸送に関する発表を歓迎するとしている。

ENSはまた、今回まったく新しい議事進行概念を導入。原子力に関する議論が感情に及ぼす影響や知識管理、あるいはメディアによる「雪だるま効果」など、主にコミュニケーションに関する議題を出席者自らが提示し、議論を進めるという高度に双方向性を意識した形式のセッションを16日午後に設定している。こちらでもポスターやパワーポイントなど、活発な議論を喚起するような発表媒体の使用が可能である。

仮プログラムを含めたPIME2009の詳細情報はhttp://www.euronuclear.org/events/pime/pime2009/index.htm まで。


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