[原子力産業新聞] 2008年12月4日 第2456号 <2面>

【Salon】 加納議員を励ます会 政界「エネ・トリオ」が勢ぞろい

加納時男参議院議員を励ます会が先週、都内のホテルで開催され、経済界から政界入りして11年目、8月には国土交通副大臣に就任したのを祝し、現職大臣・大臣経験者約10人はじめ幅広い層から700人以上が参加、熱気に包まれた。

加納氏が所属する谷垣派会長の谷垣禎一・元国土交通相は、「資源小国日本がもっているのは原子力のお蔭で、その政界の第一人者が加納さん。ただ、今は世界的金融危機の影響で内需拡大が最大の命題。地域社会活性化も含め国交副大臣として、明るい未来を可能(加納)にする時の男=i時男)として遺憾なく実力を発揮してほしい」とエールを送った。

また、甘利明・行政改革担当相、斉藤鉄夫・環境相も駆けつけ、奇しくもわが国エネルギー政策の憲法といわれる「エネルギー政策基本法」策定時の同志3人が勢ぞろいした。甘利氏は「加納さんは東電出身で経済に明るく政策通で実行力抜群。エネ基本法策定の際、私はほとんど座っていればよかった。もっと評価されていい人だし、活躍してほしい」とあいさつ。これを受け、斉藤氏は「環境相としてエネ・環境問題で困ったときは加納さんに相談すれば解決する。さらに最近は、2人で太陽光発電衛星≠フ夢を共有、熱く語り合っている」と、政界エネルギー・トリオの結束を強調した。

当の加納氏は珍しくタキシード姿に身を包み、「(参議院議員の)任期満了まであと20か月。最後まで全身全霊で全力を尽くし、恩返ししていきたい」と語気を強めた。意外にも、このタキシード着用が来賓あいさつで関心の的になり、「いろんな政治家の励ます会に出たがタキシード姿は初めて。皆さんに世話になったという律儀な思いがこめられているのかな」、「私とは育ち、品格が違うかな」など、話題を呼んだ。                (英)


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