[原子力産業新聞] 2008年12月4日 第2456号 <3面>

原子力関係の協力文書に署名 ヨルダンと中国

ヨルダン・ハシミテ王国政府関係の通信社によると、ヨルダンと中国は24日、ヨルダン首相府で原子力分野における両国間の協力に関する2種類の合意文書に署名した。

1つは中国がヨルダンに原子力関連の訓練システムを供給するための協定で、中国はこのほか、ヨルダンで原子力関係のエンジニアや専門家を育成するための訓練研究所をヨルダン科学技術大学内に設立する支援を行う。

もう1つは、8月に両国が調印した原子力協力協定案の実施議定書に相当するもの。ここではヨルダン国内におけるウラン鉱採掘や人材育成、研究活動、研究炉の建設および発電炉の建設相談などに対する中国の協力内容がカバーされているとしている。

調印式にはヨルダンのN.ザハビー首相兼国防大臣と中国の賈慶林・全国人民政治協商会議(CPPCC)主席が出席した。


Copyright (C) 2008 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.